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【東京23区】事業ゴミの回収依頼方法

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【豊島区】事業ゴミ・飲食店ゴミの回収おすすめ業者|料金や依頼方法を解説【2025年最新】

2025/02/03

豊島区で飲食店などの事業を経営している方で、日々の事業活動から発生するゴミ処理の方法についてきちんと把握している方は多くありません。

まず結論からお伝えすると、豊島区の収集には厳格な制限があり、事業者は法律に基づき自らの責任で廃棄物を処理しなければなりません。

この記事では、豊島区の公式ルールに基づいた事業ゴミの正しい処理方法から、回収料金の相場、おすすめの回収業者まで、廃棄物管理の専門家の視点から徹底的に解説します。

産業廃棄物とは

産業廃棄物とは

飲食店などの事業活動から出るゴミ(=事業ゴミ)は、法律によって大きく「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2種類に分けられます。

産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で定められた特定の20種類を指します。

この産業廃棄物の収集運搬は、東京都の許可を持つ専門業者への委託が法律で義務付けられています。

産業廃棄物の定義や種類、具体的な処理方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【2025年最新版】産業廃棄物とは何か|定義・分別・処理などを解説

豊島区は飲食店ゴミ・事業ゴミの回収に注意が必要

豊島区は飲食店ゴミ・事業ゴミの回収に注意が必要

豊島区で飲食店や事業を営むすべての方が知っておくべき最も重要なこと。それは、「事業活動に伴って生じるゴミ(事業系一般廃棄物)は、原則として区の収集サービスに出すことができない」ということです。

また、「知らなかった」「少量だから大丈夫だろう」という認識で排出していると、豊島区の条例に違反する行為となり、指導の対象になることも。

そうならないためにも、ここでは、事業運営の基盤となる「豊島区のルール」について見ていきましょう。

知っておくべき豊島区のルール

知っておくべき豊島区のルール

豊島区の条例が定める「自己処理責任」を果たすため、事業者の方は、実質的に以下の2つの選択肢しかありません。

  1. 自ら豊島区の指定する処理施設へ持ち込む
  2. 豊島区の許可を得た「一般廃棄物収集運搬業者」に処理を委託する

日々の営業で多忙を極める飲食店などの事業者の方が、毎日発生するゴミを自ら処理施設へ運搬するのは現実的ではありません。そのため、ほとんどの事業者が②の「許可業者への委託」が最も現実的な解決策となります。

特に、生ゴミや残飯、廃油などが日々発生する飲食店にとって、専門業者への委託は、法令遵守はもちろんのこと、店舗の衛生環境の維持、悪臭や害虫の発生防止にもつながります。

私たちクリメンのような廃棄物管理の専門家は、事業系一般廃棄物はもちろん、分別が複雑なプラスチック類や、処理に困るグリストラップの汚泥まで、各事業所の状況に合わせて最適な収集運搬業者を一括で手配し、管理の手間を大幅に削減します。

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豊島区では事業ゴミの区回収は原則無し

豊島区では事業ゴミの区回収は原則無し

誤解する方が多いので強調すると、2025年9月時点、豊島区では事業ゴミの区による回収は原則として行っていません。

かつては、1日の排出量が10kg未満の「少量排出事業者」は、有料の「事業系有料ごみ処理券」を貼付して集積所に出せる制度がありました。

しかし、現在の豊島区では「新規に事業所を開設する場合や一度民間業者に委託をした場合は、原則として区の収集を利用することは出来ません」と定めており、事実上、ほとんどの飲食店または他の事業者にとっては適用が難しいです。

ゴミ回収の委託先は「許可」の有無を必ず確認

ゴミ回収の委託先を探す際に「安い業者がいい」「深夜回収してほしい」などの希望条件があると思いますが、その大前提として「信頼できる許可業者」を選びましょう。

ここで絶対に確認すべきなのが、事業系一般廃棄物の収集運搬には豊島区の「一般廃棄物収集運搬業許可」、産業廃棄物には東京都の「産業廃棄物収集運搬業許可」がそれぞれ必要だという点です。

参考:豊島区 一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧(PDF)

参考:産業廃棄物処理業者情報の検索(環境省)

ただし、一般廃棄物収集運搬業許可業者に関しては、豊島区だけでも250社以上存在し、業態・エリアによって回収可否が異なります。そのため、自社に合った最適なプランを提案できる廃棄物管理の専門家に相談するのがおすすめです。

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【豊島区】飲食店ゴミ・事業ゴミの回収業者の選び方

【豊島区】飲食店ゴミ・事業ゴミの回収業者の選び方

信頼できるパートナー業者を選ぶことは、ゴミ処理のコストを最適化し、将来的なリスクを回避するために不可欠です。

ここでは、豊島区で事業ゴミ回収業者を選ぶ際に、必ず確認すべき3つのポイントを解説します。

許可を受けた業者であるか

繰り返しにはなりますが、これは業者選びにおける最も重要なポイントです。

ご自身の事業で排出されるゴミが事業系一般廃棄物、産業廃棄物のどちらか、あるいは両方出るのかを明確に把握しましょう。

多くの飲食店様では生ゴミ(一般廃棄物)と廃油(産業廃棄物)のように、両方のゴミが日常的に発生します。そのため、双方の許可を持つ業者、あるいは両方を適切に手配できる管理会社に依頼すると、窓口が一本化でき非常にスムーズです。

業種・業態ごとの対応実績

2つ目のポイントは、自社の業種・業態の特有のゴミ処理に対応していて、かつ実績があるかどうかです。

たとえば、同じ飲食店でも、焼肉店で出る廃油や炭と、カフェで出る大量のコーヒーかすや牛乳パックとでは、求められる分別の知識や最適な回収頻度、衛生管理のポイントがまったく異なります。

クリニックであれば、一般の事業ゴミと医療廃棄物の厳密な区分けが求められます。

クリメンでは、飲食店で例えると、以下のような業態が多いので、ぜひ参考にしてください。

シーフードレストラン、創作料理、ダイニングバー、串カツ屋、たこ焼き屋、つけ麺屋、ハンバーグ屋、焼肉屋、焼き鳥屋、和食屋、そば屋、洋菓子屋、パン屋、喫茶店、お好み焼き屋、寿司屋、カフェ、とんかつ屋、など。

また、飲食店の豊富な実績に加え、クリニック、美容室、オフィスなど、多様な業態の廃棄物管理にも対応しています。

料金や契約条件が明確か

「できるだけコストを抑えられて、かつ信頼できる業者がいい」という事業者の方は少なくありませんが、見た目だけの料金の安さで判断しない方がいい場合も。

豊島区では、事業系一般廃棄物の処理手数料の上限を「1Kgあたり46円」(令和5年10月改定)と定めています。見積もりをもらった際に上限金額を超えていないか確認しましょう。

また、契約内容の料金体系や回収条件などは業者によって大きく異なります。そのため、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。

【豊島区】おすすめの事業ゴミ・産業廃棄物の回収業者

【豊島区】おすすめの事業ゴミ・産業廃棄物の回収業者

ここでは、豊島区の事業ゴミを回収してくれる業者で、それぞれに異なる強みを持つ3社をご紹介します。

ご自身の規模や重視するポイントに合わせて比較検討してみてください。

①株式会社クリメン

豊島区の店舗(飲食店、美容室、オフィス、ホテルなど)の廃棄物管理に強く、特に飲食店のゴミ回収手配で豊富な実績を持つ専門家です。

多くの優良許可業者と密に提携しているので、回収頻度・時間帯・分別条件・料金のバランスで事業者ごとに最適なプランを提案してくれます。

また、飲食店からよく出る、グリストラップの汚泥の清掃・回収、エアコン清掃、廃油の買取手配まで、衛生管理やコスト削減に繋がるサービスを総合的に手配可能です。

※クリメンは、安定した事業運営を支える「定期回収」を専門としています。

株式会社クリメンへのお問い合わせはこちら>>

②日本医療衛生サービス株式会社

医療機関から排出される廃棄物(医療廃棄物)の収集・運搬から自社での焼却処理までを一貫して手掛ける専門業者です。

豊島区西池袋を本社拠点としており、専用車両による定期巡回・臨時回収に対応しています。

医療廃棄物の処理に特化しているため、他の業態の方は違う業者を探しましょう。

日本医療衛生サービス株式会社へのお問い合わせはこちら>>

③高俊興業株式会社

産業廃棄物の収集運搬・中間処理・リサイクルまで一貫対応している業者です。

特に建設現場や工場など、一度に大量の産業廃棄物が出る際の対応力に定評があります。

高俊興業株式会社へのお問い合わせはこちら>>

豊島区の料金相場

豊島区の料金相場

事業ゴミの回収料金は、排出するゴミの種類、量、回収頻度、そして事業所の立地条件(例:路面店か空中階か)など、さまざまな要因によって変動します。そのため、一概に「いくら」と断定することはできません。

ただ、この記事を見ている方はなんとなくでも大体の相場を知りたい方が多いと思うので、以下に事業規模に応じた料金相場を記載してみました。

  • ・小規模なカフェ・サロン(週2~3回回収): 月額 15,000円 ~ 30,000円
  • ・一般的な飲食店・クリニック(週3~6回回収): 月額 20,000円 ~ 60,000円
  • ・中~大規模な居酒屋・スーパー(毎日回収): 月額 40,000円 ~

上記はあくまで一般的な目安です。正確な料金は、必ず廃棄物業者から見積もりを取得して比較検討してください。

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回収業者に依頼するメリットと注意点

回収業者に依頼するメリットと注意点

先述した通り、豊島区では多くの事業者にとって、許可業者への委託が唯一の正規な処理方法となります。

そのため、ここでは回収業者に依頼するメリットと注意点の双方を解説します。

メリット

事業ゴミ回収を専門業者に委託するメリットはいくつかありますが、その中でも一番重要なのが、廃棄物処理法や豊島区の条例を遵守した法令順守の適正処理が可能なことです。

また、定期回収により悪臭や害虫を防ぎ、店舗の衛生環境を維持できます。

さらに、分別の指示や日常的に出る収集、たまに出る粗大ゴミなどの回収をしてくれるので、従業員の方は本来の業務に集中でき、コスト削減や生産性の向上にもつながります。

注意点

業者に依頼する注意点で、一番大事なのが、許可業者であるかどうかです。回収を依頼したが、その業者が無許可だった場合は、排出事業者の責任が問われてしまうので十分に注意しましょう。

契約内容の精査も重要です。料金体系、追加料金の有無、契約期間、解約条件など、細部まで契約書を読み込み、不明点は完全に解消してから契約しましょう。

あとは、業者に委託したからといって、すべてを丸投げしないようにしましょう。ゴミの分別は事業者自らが徹底して行うものです。万が一、分別不良の場合は回収できず残置される可能性もあるので遵守すべきルールは徹底しましょう。

【豊島区】業種別の回収事例と対応ポイント

【豊島区】業種別の回収事例と対応ポイント

ここでは、豊島区で多い業種別に実際の回収事例とその対応すべきポイントをお伝えします。

和食系

(例)寿司・和食屋・そば・うどん・つけ麺など

生魚のアラや野菜くず、天かすなど水分の多い生ゴミが中心で、水切りを徹底するだけで重量=処理コストを抑えられます。魚のアラは特に腐敗臭が強いため、密閉容器の提供や夏場の回収頻度を柔軟に変更できる業者を選ぶことが重要です。

粉もの・串系

(例)お好み焼き屋・たこ焼き屋・串カツ屋・焼き鳥屋など

廃油や小麦粉袋、竹串など特徴的な廃棄物が多く発生します。特に廃油は産業廃棄物となるため、一般廃棄物とあわせて処理できる業者を選ぶと管理が効率的です。竹串は袋を突き破らないよう折ってまとめるなどの工夫も必要です。

洋食・肉料理系

(例)ハンバーグ屋・ステーキ屋・洋食店・焼肉屋など

動物性油脂や骨・筋、焼肉店では炭など重量のあるゴミが多く出ます。油は排水詰まりの原因となるため、グリストラップ清掃・回収と併せて依頼できる業者が安心です。

カフェ・軽飲食系

(例)カフェ・喫茶店・洋菓子屋・パン屋・スイーツ店

コーヒーかすや茶葉、余ったパンなど食品系の廃棄物が中心で、段ボールや牛乳パックといった資源ごみも多く発生します。事業者によっては、食品リサイクルや堆肥化を提案できる業者を選べば環境貢献につながり、分別徹底による総量削減効果も期待できます。

バル・ダイニング

(例)ダイニングバー・創作料理店・シーフードレストラン

酒瓶やワインコルク、牡蠣殻などリサイクル性や特殊性の高い廃棄物が多く出ます。瓶は専用回収ルートを用意できる業者が理想で、貝殻のような特殊廃棄物処理にノウハウを持つかも確認しておくことが重要です。

医療系

(例)クリニック・病院

注射針やガーゼなど感染性廃棄物、カルテや薬品容器といった機密性・危険性のあるゴミが特徴です。感染性廃棄物は必ず専門許可業者に委託し、それ以外の一般ゴミは別業者に依頼する体制が基本です。文書溶解処理なども併せて検討できます。

美容・パーソナルサービス業

(例)美容室・サロン

大量の髪の毛や使用済みタオル、カラー剤の容器などが主な廃棄物です。髪の毛は排水詰まり防止のため適切な処理が必要で、薬剤が付着した容器は産業廃棄物に分類されるため、分別を徹底できる業者選びがポイントになります。

小売・量販店

(例)スーパー・小売店

段ボール・発泡スチロール・包装用フィルムなど資源ごみが大半を占め、期限切れ食品も一定量発生します。資源リサイクルの回収体制が整った業者を選ぶことで、コスト削減とリサイクル率向上の両立が可能です。

まとめ

この記事では、豊島区の飲食店・事業者様が事業ゴミを適正に処理するための、ルール、業者の選び方、料金相場、そして業種ごとの具体的なポイントまでを網羅的に解説しました。

最後に、繰り返しにはなりますが、豊島区で事業運営している方は、許可業者に依頼することが法令遵守と効率化の観点から最適解です。

しかし、豊島区だけでも事業系一般廃棄物の許可業者は数多く存在します。そのため、どの業者が自社の希望条件に沿った回収業者なのかを見極めるためにも、まずは廃棄物管理の専門家に問い合わせてみることをおすすめします。

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