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【2025年最新】事業ゴミの回収料金を徹底解説

2025/10/23

事業活動で日々発生する「事業系ゴミ」。

家庭ゴミとは異なり、排出する事業者自身に責任があるので、ご自身で適切な料金で回収してくれる業者を探すのは意外と難しいものです。

また、市区町村や都道府県をまたいで、複数の事業を運営している場合、各自治体によって回収料金だけではなく分別方法も異なるので、確認する作業が増えてしまうことも。

そんなお悩みを解決するために、この記事では、事業ゴミの種類から、回収に必要な料金、事業系ゴミを回収するまでの流れ、実際に回収を依頼する際の料金の確認方法と注意点など、網羅的に解説します。

また、事業ゴミ回収の委託が最も多い業種の飲食店の方に向けて、「回収料金を抑えるコツ」も紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

事業ごみの無料相談ならクリメンへ

事業ゴミとは

事業ゴミとは

事業ゴミとは、「会社・店舗・工場・飲食店・オフィスなどの事業活動によって発生するゴミ」のことです。

そのため、事業ゴミは家庭ごみとは異なる排出方法が必要です。よくありがちなのが、事業ゴミを家庭ごみ用の集積所へ捨ててしまい、行政から指導が入るというケースです。

事業ゴミは、「排出事業者責任に基づき、事業者自身で適切に処理しならない」ので、注意しましょう。

事業ゴミは2種類ある|産業廃棄物と事業系一般廃棄物

事業ゴミの分別方法

そんな事業ゴミの種類ですが、大きく2つに分類され、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」があります。

産業廃棄物

産業廃棄物とは、事業活動に伴って発生する廃棄物のうち、廃棄物処理法で20種類の廃棄物のことを指します。

どのような種類があり、どの業種で発生しやすいのかを一覧表にまとめました。ご自身の事業で該当するものがあるか参考にしてください。

No分類名説明発生しやすい業種・具体例
1燃え殻石炭・木材などの焼却後に出る灰焼却設備のある製造工場、建材メーカー
2汚泥排水処理・製造工程で生じる泥状のもの金属加工業の排水処理、塗装業の排水沈殿物
3廃油廃棄された鉱物油・植物油・動物油自動車整備工場の潤滑油、製造工場の切削油、食品工場の食用油・飲食業の揚げ油※一部自治体では一般廃棄物扱い(要確認)
4廃酸酸性の廃液(pH2未満)金属洗浄工場、メッキ工場、分析試験所
5廃アルカリアルカリ性の廃液(pH12.5超)製紙業、クリーニング工場、食品工場の洗浄工程
6廃プラスチック類合成樹脂製品のくず・破片など製造業(包装材・部品)、建築現場、物流倉庫
7ゴムくず天然ゴムまたは合成ゴム製のくずタイヤ販売店、ゴム製品加工業
8金属くず金属部品・切粉・加工くずなど機械部品工場、建設業、設備解体業
9ガラスくず、コンクリートくず、陶磁器くず割れたガラス・陶器や解体で出るがれきなど建設業、オフィスや店舗の改装業、飲食業などで出たワレモノ
10鉱さい鉱石から金属を抽出する際に出るかす鋳造業、金属精錬業
11がれき類建物の解体・改修で出るがれき類建設解体業、内装リフォーム業
12動植物性残さ食品加工で発生する不要な生物由来物質食品製造業、農産加工業、水産加工業、飲食業
13動物系固形不要物畜産物の加工で発生する不要物(血液・骨など)食肉処理場、食肉加工業(と畜場含む)
14ばいじん集じん機などで回収された微細な粉じん鉄鋼業、セメント製造業、化学品製造業
15紙くず(特定業種のみ)建設業・印刷業・製本業などで出る紙の端材建設現場、印刷会社、新聞社
16木くず(特定業種のみ)製材業・建設業で出る木材のくず工務店、家具製造業、建設現場
17繊維くず(特定業種のみ)繊維製品の製造過程で出るくずアパレル製造業、織物工場
18動物のふん尿畜産業で発生するふんや尿酪農場、養豚・養鶏業など
19動物の死体畜産・実験・医療施設等で出る動物の死体畜産業、研究機関、動物病院
20特定有害産業廃棄物(政令指定)PCB含有物、石綿、感染性廃棄物など古い変圧器・電気機器、解体現場、病院

事業系一般廃棄物

事業系一般廃棄物とは、事業活動から発生する廃棄物のうち、産業廃棄物の20種類に該当しないゴミのことを指します。

こちらも業態ごとに、どのような事業系一般廃棄物が該当するのかを表にしたので、参考にしてください。

業態主に発生するごみごみの特徴分別・処理時のポイント
飲食店
(レストラン・カフェ・居酒屋など)
生ごみ(野菜くず、食べ残し)、割り箸、紙ナプキン、紙類水分・臭気が強く、腐敗が早い。可燃物が中心仕込み時に出たガラや、食べ残しなどの生ごみの水切りを徹底
小売店
(アパレル・雑貨・食品販売など)
包装材(紙袋)、※段ボール、納品書・チラシ、食品ロス容積の多い紙が中心※衣類は繊維くずに該当する場合あり
※大量の段ボールを捨てる際には自治体によっては資源もしくは古紙扱い
美容室・理容室髪の毛、ペーパータオル、※雑誌、掃除ごみ軽量で雑多。少量多品目ごみが多い※大量の雑誌を捨てる際には、自治体によっては資源もしくは古紙扱い
オフィス
(事務所・コールセンターなど)
紙類(コピー用紙・書類)、封筒
、食べ残した生ゴミ、※弁当ゴミ
書類や紙ごみが主シュレッダー紙も可燃。
※食べ残した生ゴミは事業系一般廃棄物だが、弁当ガラは産廃扱いとなる自治体例もある
クリニックペーパータオル、マスク、患者用紙コップ・器具包装(紙袋)、事務ごみ感染性廃棄物を除き、一般ごみと混在しやすい感染性廃棄物と区別して排出。事務系紙ごみは通常の一般廃棄物
宿泊施設
(ホテル・民泊・旅館)
紙類、生ゴミ、清掃ごみ客室からの生活系に近いごみのため、産業廃棄物と混在しがち施設側で清掃・分別ルールを明示。お客様が捨てたゴミを施設側で再分類する必要あり
教育機関
(塾・スクール・保育園など)
紙類、教材包装ごみ、給食後の食べ残し子ども関連では安全面や分別教育が必要事業一般廃棄物の中も誤って産業廃棄物が混入していないか確認
物流・倉庫業封筒・伝票、破損品、段ボール容積が大きく、単一素材が多い破損品は材質に応じて分別。
※大量の段ボールを捨てる際には自治体によっては資源もしくは古紙扱い

自治体によって分別ルールは異なることがあるよ。
事業所がある自治体のルールをしっかり確認して、ただしく事業ゴミを排出しよう!

家庭ごみと何が違う?

家庭ごみと何が違う?

家庭ごみとは、「一般家庭の日常生活から発生するごみ」のことを指します。

そのため、どんなに小規模でごみの排出量が少ない業態でも、事業活動から発生するゴミはすべて事業ゴミに分類されます。

たまに、アパートやマンションの一室に新しく飲食店や美容室、オフィスなどを開業する方から、

「建物内の家庭ごみの集積所にゴミを出しておいても大丈夫ですか?」

といった、ご相談をいただくことがあります。

結論として、たとえ建物内の家庭ごみ集積所があっても、事業者が責任を持ってご自身で処理をする必要があります。

そのため、絶対に家庭ごみの集積所に混ぜて出さないように注意しましょう。

飲食店は「例外なく事業ゴミ」の対象!

飲食店の方で「少量しか出ないから」という理由で、家庭ごみの収集日に事業ゴミを排出しているというケースがたまにあります。

ただし、先述した通り、飲食店も例外なく事業ごみの対象になります。

そのため、きちんと事業系一般廃棄物と産業廃棄物の収集運搬業の許可を取得している業者に回収してもらうようにしましょう。

「事業ゴミの定期回収の依頼方法がわからない」という方は、ぜひご相談ください。クリメンでは、事業ゴミに熟知しているスタッフが無料相談を受け付けております。

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事業ゴミの回収に必要な料金はいくら?

事業ゴミ回収を依頼する際に、「とりあえず回収費用がどのぐらいかかるか今すぐ知りたい」という方は多いと思います。

しかし、実際のところ、回収料金は廃棄物の種類や量、回収頻度、地域、業者など、複数の要素によって大きく異なるため、「一概に○○円です」とお伝えするのは難しいのが実情です。

そのため、まずは事業ゴミの回収に詳しい業者へ相談してみるのが確実です。希望条件を詳しく伝え、大まかな回収費用の目安を見積もりしてもらいましょう。

【地域別】主要10都市の事業ゴミ回収料金

自治体や業種によって、事業ゴミの回収料金は大きく異なります。

そのため、ここでは事業系一般廃棄物の自治体処理手数料を主要10都市に絞ってみていきましょう。

都市許可業者契約上限(円/kg)自己搬入手数料最小課金単位備考・公式情報
東京23区46 円/kg17.5 円/kg1 kg(自己搬入は 1 kg 切上げ)品川区
公式ウェブサイト
大阪市27 円/kg
(=270/10kg)
9 円/kg
(=90/10kg)
10 kg大阪市
公式ウェブサイト
名古屋市50 円/kg20 円/kg1 kg(自己搬入は 10 kg毎 200 円)名古屋市
公式ウェブサイト
横浜市
(契約自由)
13 円/kg
(可燃のみ搬入可)
1 kg横浜市
公式ウェブサイト
札幌市
(契約自由)
20 円/kg
(=200/10kg)
10 kg札幌市
公式ウェブサイト
京都市10 円/kg
(=1,000/100kg)
同左100 kg京都市
公式ウェブサイト
福岡市
(契約自由)
14 円/kg
(=140/10kg)
10 kg福岡市
公式ウェブサイト
千葉市47 円/kg
(=470/10kg)
27 円/kg
=270/10kg)
10 kg千葉市
公式ウェブサイト
さいたま市24 円/kg
(=240/10kg)
24 円/kg10 kgさいたま市
公式ウェブサイト
神戸市16 円/kg
(=160/10kg)
14 円/kg
(=140/10kg)
10 kg神戸市
公式ウェブサイト

上記の情報は2024年4月現在の最新の情報ですが、各自治体により事業ゴミの処分費が変更する場合があります。

もし、「いつもと同じゴミの排出量なのにいきなり回収料金が高くなった」

という場合は、自治体での処分費が値上げした可能性もあるので、まずは各自治体の公式ウェブサイトで確認してみましょう。

【最新】業者に頼むときの事業ゴミ回収料金

自治体ごとで回収料金が違うのはもちろん、その同じ地域内でも業者との契約内容によって回収料金が大きく変わることがあります。

また、先述した通り、事業ゴミの回収料金はその事業所の業態やごみの種類、排出量にもよって異なるので、実際に回収しないと明確な料金がわからないことがほとんどです。

そのうえ、特に大都市では廃棄物業者が数百社以上あるため、ご自身の希望の条件に合った業者を見つけるのは簡単ではありません。

さらに、最近では深刻なドライバー不足の影響で、新規契約での回収自体を断られてしまうケースも増えています。

クリメンでは、全国各地の信頼できる業者と提携し、お客様の回収条件に合わせて最適な業者を選定しています。そのため、ご自身で業者を探す手間が省け、他の業務に時間を使いながら、コスト削減も実現できます。

自治体回収と業者委託の違い

自治体回収と業者委託にはどのような違いがあるのか。

まずは前提としてお伝えすると、「自治体回収が利用できるのは、東京23区や大阪市など一部の都市部の少量排出事業者」に限られています。

多くの地域では自治体回収を利用すことができないので、民間業者への委託もしくは指定されたごみ処理場に自己搬入するしかありません。

ただし、自己搬入するには、事業系一般廃棄物しか廃棄できない上に、決められた日時や条件、複雑な手続きがあります。そのため、多くの事業者では、あまり現実的ではない回収方法です。

以下は、自治体回収ができる地域の方だけの対象とはなりますが、民間業者への委託との違いを解説しています。

【自治体回収と民間業者に委託した場合の比較】

比較項目自治体回収(処理券/従量制)民間業者へ委託
主な対象少量排出の事業系一般廃棄物のみ産業廃棄物、事業系一般廃棄物全般
料金体系処理券購入、または重量/容積に応じた従量課金など従量制(回収量・頻度等による変動)、月額固定、袋制 など
利便性排出日・場所が指定、ごみの種類によっては自己搬入が必要な場合もある回収日時・頻度の相談可、オフィス・店舗前・店内回収の相談可
柔軟性低い(ルール厳格)高い(契約内容による)
コンプライアンス基本的なルール遵守の自己責任契約・マニフェスト発行等、業者がサポートする場合が多い
メリット例少量なら安価な場合あり、料金が比較的明確大量処理、産業廃棄物処理、柔軟な対応や一括処理ができる
デメリット例量や種類に制限、手間がかかる、産業廃棄物は回収不可コストが高くなる可能性、自社に合った業者選定が必要

自治体回収は少量排出者限定かつ、決められた時間・曜日に排出しなくてはいけません。

また、夏になると、事業所で食べた弁当の食べ残しや、飲食店などの食材を扱う業態などでは、悪臭や害虫問題が発生しがちです。

こららの問題は民間業者に委託することで、ストレスなく事業ごみの排出をすることができます。

少量排出者でも、「回収頻度を増やしたい」「回収時間帯をある程度指定したい」など、お困りの方は、とりあえずクリメンに無料相談してね!

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事業系ゴミを回収するまでの流れ

「事業系ゴミを実際に回収してもらうには、どのような手続きをすればいいんだろう…」という方も、少なくないと思います。

ここでは、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」に分けて、回収してもらう方法を解説します。

産業廃棄物を回収してもらう方法

産業廃棄物を回収してもらうには、都道府県から「産業廃棄物収集運搬業」の許可を得ている業者に委託することが不可欠です。

まずは、産業廃棄物の回収から4つのポイントに分けて解説します。

①廃棄物の種類・性質を特定

  • ・まずは、ご自身が排出するごみが産業廃棄物に該当するかを確認します。
    • 代表例:廃油・廃酸・汚泥・廃プラスチックなど、法律で定められた20種類かどうか。
    • (判断が難しい場合は、本記事上部の「産業廃棄物20種類一覧」を参考にしてください)

②許可を持つ業者を選定

  • ・収集運搬業許可と処分業許可の両方を保有する業者に依頼しましょう。
  • ・探し方

③見積取得 ~契約締結

  • ・見積書を依頼し、内容を確認します。
    • 回収頻度・対象品目・処理方法・料金内訳(運搬費・処分費)など。
  • ・もし不安があれば、他者と相見積もりをし、内容・価格・サービス品質を比較。
  • ・納得がいくプランの業者が見つかったら、契約書を締結。

④マニフェスト(管理票)の作成・交付

  • ・産業廃棄物は処理の追跡管理が義務になっているので、マニフェストの作成・交付をする。
  • (紙または電子マニフェストは、交付日または最終処分完了日から5年間の保存義務があるので、なくさずに保存)

しておきましょう。

マニフェストとは、「産業廃棄物管理票」といわれ、産業廃棄物が適正に処理されたかどうかを記録・確認するための書類だよ!

事業系一般廃棄物を回収してもらう方法

事業系一般廃棄物の場合、自治体から「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ている業者に委託することが不可欠です。

事業系一般廃棄物を回収してもらう方法は、2つに分けて解説します。

①自治体ルールを確認

  • ・所在地の排出ルールを把握
    • 排出量の上限、分別方法、排出日時などを自治体サイトや窓口で確認。
  • ・民間業者の選定
    • ご自身が排出するごみが一般廃棄物に該当するかを確認し、民間業者を選定する。
  • ・自己搬入・自治体回収の可否をチェックし、各自で申請(利用する方のみ)
    • 少量排出事業者制度や指定袋、処理券方式の有無を確認。
    • 利用できる場合は必要な手続き(登録・処理券購入など)を準備。

②民間業者に委託する場合の手順

  • ・許可業者をリストアップ
    • 自治体の公式サイトなどで一般廃棄物の収集を委託できる業者をリストアップし、見積もりをもらう。
  • ・契約締結
    • 契約書に回収日時・場所・責任範囲・契約期間などの重要項目が明記されているか確認。
    • 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を保有しているかの確認も忘れずに。
  • ・実運用の設定
    • 実際の回収場所や時間など、現場オペレーションを取り決める。

トラブルにならないための見極めポイント

せっかく事業ゴミの回収を委託したのに、トラブルに巻き込まれるのはできれば避けたいものです。

そうならないためにも、契約前にできるトラブルにならないための見極めポイントを用意しました。

チェック項目確認内容なぜ重要?
許可証の有無「一般廃棄物収集運搬業」「産業廃棄物収集運搬業」の許可番号と有効期限を確認無許可業者に依頼すると、排出事業者も 5年以下の懲役または100万円以下の罰金 のリスク
契約書の明確さ回収日時・場所・料金・対象品目・契約期間などが明記されているか追加請求やトラブル(範囲外作業など)を防止
廃棄物の区分の確認産業廃棄物も排出する場合、収集運搬と処分それぞれの許可があるか確認許可外の廃棄物を混載して回収すると、違法行為に該当

クリメンは法令遵守を徹底している、且つ全国各地の信頼できる業者のみ提携しております。

少しでもご不安な方は、クリメンまでお問い合わせください。

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事業ゴミの回収を依頼する際の料金の確認方法と注意点

事業ゴミの回収を依頼したときの料金の確認方法と注意点

事業ゴミの回収を依頼した場合、業者により料金が異なることはお分かりいただけたと思います。

契約後のトラブルを未然に防ぐためにも、先に料金体系の確認が必要です。

料金の確認方法

業者により回収料金の内訳が異なります。依頼したい業者がどのような料金体系なのか、追加料金はかかるのか、契約期間は存在するか、などを以下の表にて確認しましょう。

チェック項目押さえておきたい理由具体的に確認するポイント
1. 基本的な料金体系基本料金以外に、どのような料金がかかるのかを把握するため従量制・月額固定・袋制のいずれか、超過単価の有無を確認
2. 処分費
(単価)
一般廃棄物・産業廃棄物、それぞれの品目ごとに金額が異なるため東京23区など一部自治体は上限単価を設定している(一般廃棄物のみ)ため、上限単価を超えていないかを確認
3. 追加料金鍵を使った店内回収や、階段を使用など、作業が困難な場合に追加料金が発生することがあるため階段運搬・鍵開閉・時間外回収など、追加作業料の有無を確認
4. 契約期間途中解約時に違約金が発生する場合があるため解約を申し入れる際の期間や、違約金が発生しないかを確認

注意点

事業ゴミの回収を依頼する際に、最も注意すべき点を2つみていきましょう。

1.許可証の有無

繰り返しにはなりますが、「事業所の所在地の収集運搬・処分の許可証の有無」を必ず確認しましょう。

特に、お盆や年末などの長期休暇中にスポットで出る、粗大ゴミ(産業廃棄物)を買取もしくは回収してもらう際には注意が必要です。

万が一、無許可業者への委託してしまい、「不法投棄」と見做された場合は、「排出事業者責任により排出した事業者にも罰則がある」ので許可証の確認は絶対忘れないようにしましょう。

2.最低料金の確認

排出量が多くない場合でも、事業ゴミを回収するにあたり、車両維持費・燃料代・人件費・処理費など、多くのコストがかかります。

そのため、基本的には最低料金が発生する業者がほとんどです。ご自身の事業所の回収をしてもらう場合、最低料金がいくらなのかを明確に把握しておきましょう。

また、最低料金の相場は業者により大きく異なります。

全国各地の業者と提携している私たちの業者の傾向からみてみると、規模が大きい業者ほど、最低料金が高い可能性があります。

もし、「規模が小さく排出量も少ないのに最低料金が高い」という方がいましたら、まずはお気軽にご相談ください。現状を詳細にヒアリングさせていただき、お客様に最適なプランを提案させていたします。

飲食店向け|回収料金を安く抑える5つのコツ

飲食店を経営していると、必ず「生ごみ」が発生します。そのため、衛生面を維持するためにも定期的なごみの回収が不可欠です。

ここでは、飲食店がゴミの回収料金を少しでも安く抑えるためのコツを5つに分けて解説します。

最低料金の確認と回収条件を最適化

事業ゴミの回収には、車両維持費・燃料代・人件費・処理費など、さまざまなコストがかかるので、最低料金を設けている業者がほとんどです。

そのため、「排出量が少ないのに毎日回収」というような場合は、回収頻度を見直すことで最低料金が安くなることも。

その他にも、「ゴミの排出場所が5階で鍵を使った店内回収」という現状の場合、作業料金が掛かっている可能性が非常に高いです。もし、ビルの管理会社からの許可をもらった前提で、「排出場所を1階のビル前に変更」することで、作業料金が不要になるケースもあります。

排出量の把握

1日にどのくらいの事業系一般廃棄物と産業廃棄物が出るのか、実際に計測してみましょう。

特に飲食店では、平日と休日、繁忙期と閑散期などによって排出量が大きく変動します。

いつ・どのくらいのゴミが出るのかを把握しておくことで、仕込み量の調整や、可食部を賄いに活用するなど、廃棄量を減らす工夫につながるかもしれません。

③廃油の処分方法

多くの自治体では、たとえ廃油を固めた場合だとしても、産業廃棄物に分類されるのが原則です。産業廃棄物は一般廃棄物よりも性分費用が高くなる傾向にあります。

さらに、廃油を固めて排出する場合、固化剤の購入や、袋が破れないよう二重にして出すなどの、「手間とコスト」がかかってしまいます。

クリメンでは「定期回収の契約をしている事業者の方に限り、廃油を買取してくれる業者の紹介」を無料でしております。少量から大量の廃油の買取が可能なので、興味がある方はご相談ください。

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④発注や在庫の見直し

営業額の売上や、どのメニューがよく注文されているのかを再度把握しましょう。

たとえば居酒屋の場合、手作り唐揚げが人気メニューで1週間に100食注文される一方、手作りの浅漬けは1週間で1〜2食しか出ないといったケースがあります。

このような場合、万が一、唐揚げを仕込みすぎていたとしても、調味液に漬け込んだ鶏肉は冷凍保存ができるため、廃棄にはつながりにくいでしょう。

一方で、手作り浅漬けのように日持ちがしないメニューは、注文数が少ないほど廃棄のリスクが高まります。

そのため、1週間にどのくらい注文があるのかを確認し、それに見合った材料の量と在庫の状況もあわせてチェックしましょう。もし実際に注文が少なく、廃棄が多くなっている場合には、そのメニューの提供を見直すことも一つの選択肢です。

⑤資源として回収できるかの確認

自治体によって分別方法が異なります。どのゴミが一般・もしくは産業廃棄物で、どれが資源として回収できるのかを確認しましょう。

実際にあったのが、

「実はその地区ではダンボールは資源として回収してもらえるのに、一般廃棄物と産業廃棄物のゴミの委託をしていたから、ついでに段ボールも処理してもらっていた」

というケースです。もし、段ボールを非常に多く排出する事業所の場合、その処理費用は計り知れません。

損をしないためにも、まずは事業所が所在する自治体の市役所や公式サイトで「どのゴミが資源に該当するのか」を確認してみましょう。

まとめ

この記事では、事業ゴミの種類から、回収に必要な料金、事業系ゴミを回収するまでの流れ、実際に回収を依頼する際の料金の確認方法と注意点など、事業ゴミを管理している視点から解説しました。

事業ゴミの回収料金は、事業所の賃貸料や人件費などのコストに比べると低いです。

しかし、コスト削減をする際に意外と見落としがちなのが、この「事業ごみの回収料金」です。

ここまでお読みいただくと、「実際の回収料金が知りたい」、「既存業者の回収料金と比較してみたい」と、どうしても料金が知りたくなると思います。

ただし、事業所があるエリアや業態、排出量、回収頻度、委託する業者など、複数の要因によって回収料金が異なります。

そのため、まずは現在の事業所の住所から、希望する回収頻度、予想排出量、排出場所など、詳細な条件を伝えた上で、見積もりをもらいましょう。

クリメンでは、全国の信頼できる業者と提携し、事業系ゴミの一般廃棄物、産業廃棄物の管理をしております。

その他にもグリストラップ清掃・回収の手配、定期回収を契約しているお客様に廃油買取業者の紹介サポートもしています。

事業系ゴミでお困りの方は、下記のフォームからお気軽にご連絡ください。事業ゴミを熟知したスタッフが無料相談を受け付けております。

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