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【2026年最新】グリストラップの詰まりの原因と対策|おすすめ清掃業者も紹介

2026/01/30

「厨房の排水が流れなくて、悪臭が客席まで漂っている」

このようなグリストラップのトラブルは、飲食店の営業を停止させる最大のリスク要因です。

ここで焦って市販薬を大量投入したり、きちんと業者選定をせずに処理をするのはおすすめできません。

グリストラップの汚泥は法律上「産業廃棄物」であり、誤った処理は「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金」という重い法的ペナルティを招く恐れも。

この記事では、グリストラップの詰まりの原因から、解消方法、解消後の予防策や注意点まで網羅的に解説します。

グリストラップの詰まりの原因

グリストラップが詰まる原因は、「生ごみや異物の蓄積」と「動植物性油脂による油脂の硬化」の2点です。詳しくみていきましょう。

① バスケットの目詰まり

① バスケットの目詰まり

バスケット内に生ごみなどが溜まりすぎることによる目詰まりです。

グリストラップの第1槽にあるバスケットは、野菜くずや残飯を受け止める役割を持ちます。

しかし、網目が細かい場合や大量の残飯が一気に流された場合、定期的な清掃をしていない場合、網目が完全にふさがれて水が通過できなくなります。

② 排水管内の油汚れ

② 排水管内の油汚れ

排水管内でラードなどの動物性油脂(ラードなど)が冷えて固まり、配管内で詰まってしまうパターンです。

第2槽で分離しきれなかった油脂分や、乳化した油が第3槽であるトラップ管を超えて排水管へ流出すると、温度低下と共に白く固まります。

特にラーメン店や焼肉店など、動物性油脂を多用する店舗では、排水管内が徐々に狭まり、最終的に完全に閉塞しがちです。

こうなると、市販の液体クリーナーやお湯をかけても解消できないほどの強固な詰まりとなります。

③ 異物混入

③ 異物混入

意外と発生しがちなのが、清掃用具やカトラリーなどの落下による詰まりです。

忙しい厨房現場では、営業中に以下のような異物が誤って流されてしまい、トラップ管の曲がり角(エルボ部分)に引っかかっているケースが多発しています。

  • 割り箸・スプーン:配管内で「ダム」の役割を果たし、そこに油やゴミが蓄積する。
  • おしぼり・スポンジ:水を吸って膨張し、配管を完全に塞ぐ。
  • ビニール片:ポンプや配管の弁に絡みつく。

水の流れが悪かったり、完全に流れなくなってしまった場合には、なにが原因かを確認するためにも、とりあえずグリストラップを覆っている蓋を開けて確認してみましょう。

グリストラップの詰まりの解消方法

詰まりが発生した場合、ご自身で対応できる解消方法は「一時しのぎ」程度にとどまります。

まずは焦らずに流水を止めて、以下のようあな解消方法を試してみましょう。

① バスケットの清掃

バスケットの清掃手順

バスケットにごみが溜まりすぎている場合、とりあえずそのごみを取り除いてみましょう。

最も基本的かつ即効性のある方法なので、バスケットを引き上げ、網目に詰まった細かい野菜くずやヌメリをブラシで完全に除去しましょう。

また、そのごみを捨てる際にはできるだけ水分を切ってから捨てるようにしましょう。

② ラバーカップを使う

真空圧を利用して、詰まりの原因を引き抜きます。

トイレの詰まり解消に使われるラバーカップ(スッポン)は、排水管の入り口付近での詰まりに有効です。

  1. 密着:排水口にカップを水平に密着させる。
  2. 水位調整:カップが浸かる程度まで水を溜める。
  3. 加圧と吸引:ゆっくり押し込み、勢いよく引きます。「押す」のではなく「引く」力で汚れを動かすのがコツ。

③ 専用洗剤

油脂分解酵素や水酸化ナトリウム配合の業務用洗剤を使用します。

軽度な油詰まりであれば、アルカリ性の業務用洗浄剤で油脂を溶かせるか試してみましょう。

使用法:排水口から規定量を投入し、一定時間(30分〜1時間)放置した後、大量の温水で洗い流します。

注意:家庭用のパイプクリーナーでは濃度が低く、業務用のハードな油汚れには太刀打ちできない場合がほとんどです。また、洗剤によって使用方法が異なる場合があるので、注意書きに従って掃除しましょう。

④ 高圧洗浄

最終手段ですが、グリストラップの清掃業者に依頼して、配管内の硬化油を粉砕・剥離してもらいましょう。

上記①〜③で改善しない場合は、配管の奥深くで油が完全に固着しています。この場合、高圧洗浄機(ジェット洗浄)が必要です。

詰まってから高圧洗浄を依頼するのではなく、業態や店舗規模に合わせて定期清掃をすることをおすすめします。

グリストラップの詰まり解消後の予防策

一時的な詰まりは解消しても、定期的な清掃を怠ると、数ヶ月後に必ず再発します。

衛生管理とコスト削減の両立には、以下の予防策が必須です。

① 定期的な専門業者による清掃

定期的な専門業者による清掃

産業廃棄物収集運搬の許可を取得している業者による、バキューム車での「引き抜き清掃」が最も確実で、法的リスクもありません。

定期的な清掃をしていたとしても、底に溜まった汚泥や排水管内の油脂汚れは、強力なバキュームカーで吸い上げてもらう必要があります。

万が一、バキュームカーが入れない店舗の場合でもエレベータでも移動可能な小型の吸い上げ装置もあります。

推奨頻度:業態によりますが、月1回〜数ヶ月に1回のプロによる清掃が一般的。

メリット:産業廃棄物として適正に処理されるため、コンプライアンス遵守の証明(マニフェスト発行)が可能。

デメリット:グリストラップの大きさや作業環境にもよりますが、数万円の清掃費用がかかることも。

② こまめな清掃を心掛ける

営業終了後のこまめな清掃を心がけましょう。

東京都下水道局や日本阻集器工業会が推奨する標準的な清掃サイクルをまとめたので、参考にしてください。

清掃箇所推奨頻度目的
バスケット(第1槽)毎日悪臭防止、害虫発生の抑制
浮上油・スカム(第2槽)週1回油脂の流出防止、配管詰まり予防
沈殿汚泥(底部)月1回タンクの有効容量確保
トラップ管(第3槽)2〜3ヶ月に1回最終排水口の閉塞防止

参照:東京都下水道局:飲食店・給食施設などのお客さまへ(維持管理の徹底)

また、週1回の浮上した油を掬った際に出た油は事業系一般廃棄物と絶対に混同しないでください。ペール缶などで分別しておき、定期回収してもらいましょう。

③ 石鹸化工法の検討

石鹸化工法の検討

油を「石けん水」に変えて排出する特殊工法も選択肢の一つです。

石鹸化工法とは、特殊な攪拌装置と薬剤を用いて、グリストラップ内の廃油を化学反応させ、石けん水(界面活性剤)に変えて排出する仕組みです。

メリット:廃油(産業廃棄物)の回収量が減るため、産廃コストを削減できる可能性も。また、石けん水が排水管を流れることで管内洗浄効果も期待できます。

デメリット:導入コストがかかる点と、自治体によっては条例で設置を制限している場合があるため、事前の確認が必要。

注意点

グリストラップ管理の注意点

グリストラップの管理には、「やってはいけないこと」と「必ず守るべき法律」が存在します。ここを誤ると経営リスクに直結します。

専用洗剤の使用量

油を白濁させて流す「乳化剤」は、一見きれいになったように見えますが、油を分解しているわけではありません。

細かく分散された油は、下水道へ流れた後に「再び分離・結合」してしまうので、大規模な詰まり事故の原因になります。

そのため、使用量・方法には注意しましょう。

業者への依頼

無許可業者への委託は、依頼主であるご自身も処罰対象となります。

グリストラップの汚泥は「産業廃棄物」です。回収・運搬するには、都道府県知事の「産業廃棄物収集運搬業許可」が必須です。

排出事業者責任:廃棄物処理法では、処理を委託した業者(排出事業者=店舗側)に最終責任があると定めています。

確認事項:契約前に必ず許可証の写しを確認し、清掃後は必ず「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の発行を受けて5年間保存しましょう。これがないと、不法投棄トラブルに巻き込まれた際に証拠がなくご自身の身を守れません。

グリストラップの詰まり清掃業者:クリメン

全国展開のチェーン店から個人店まで、確実な法令順守とコスト適正化を実現するなら、事業系ごみの一括管理ができる「株式会社クリメン」がおすすめです。

ポイント① 清掃品質が高く、写真付き報告も出せる

クリメンでは、店舗の状況やお客様の要望に合わせて、強力なバキューム車や高圧洗浄機を用いた清掃ができるプロを手配します。

必要であれば、作業後のの状況を撮影し、「写真付き報告書」としても提出することが可能です。

作業時間は基本的に深夜帯が多いので、現場に行けない場合でも、清掃が確実に行われたかをチェックでき、保健所の立ち入り検査時にも適正管理の証明として提示することができます。

ポイント② 清掃・回収だけでなく「一括管理」もできる

多くの飲食店では、「生ゴミはA社」「グリストラップはB社」と契約が分かれ、管理が煩雑になっています。

クリメンは、日常の生ごみなどの事業系一般廃棄物とビニールやプラスチックなどの産業廃棄物、そしてグリストラップの汚泥の産業廃棄物の回収・清掃のすべての手配ができます。

窓口を一本化することで、業者探しの手間が減るだけでなく、請求書処理などの管理コストの削減も可能です。

ポイント③ 法令対応に強く、様々な現場条件に対応

法律遵守を徹底し、高層階や道幅が狭い現場でも相談可能です。

  • マニフェスト完全対応:電子マニフェスト(JWNET等)および紙マニフェストの両方に対応しています(案件による)。法律遵守を最重要視する上場企業や大手飲食チェーン店との取引実績もあります。

  • 高度な現場対応力:バキューム車が横付けできない「地下店舗」や「高層階のビルイン店舗」であっても問題ありません。ポータブル機材の持ち込みや、長距離ホースの延長技術を駆使し、早朝・深夜作業を含めあらゆる条件下での清掃に対応します。

  • 広域エリアネットワーク:東京23区・一都三県(神奈川・埼玉・千葉)の直営エリアを中心に、独自の協力会社ネットワークを通じて全国対応も相談可能です。多店舗展開する企業にとって、地域ごとに業者を探す手間を省ける点は大きなメリットと言えます。

まとめ

この記事では、グリストラップの詰まりになる原因から、解消方法、解消後の予防策や注意点までを解説してきました。

グリストラップの詰まりは、単なる設備の不具合ではなく、「衛生環境の悪化」や「法的罰則」に直結する経営課題です。

  1. 原因の特定:「バスケットのごみ」か、「配管内の油脂硬化」かを見極める。
  2. 日常管理:バスケットは毎日、浮上油は週1回の清掃を徹底する。
  3. プロへの委託:汚泥の引き抜きは必ず「産業廃棄物の収集運搬許可を持った専門業者」に依頼し、マニフェスト管理を行う。

日々の業務が忙しく仕込みや営業に追われ、グリストラップの清掃は後回しになりがちです。

そのため、定期清掃・回収の依頼をし忘れないためにも、定期契約をおすすめします。

クリメンでは、グリストラップの清掃・回収はもちろん、事業系一般廃棄物・産業廃棄物の回収手配もしています。

事業系ごみに詳しい専門スタッフが無料相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

事業ごみの無料相談ならクリメンへ

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