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【東京23区】事業ゴミの回収依頼方法

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【墨田区】事業ゴミ・飲食ゴミ・産業廃棄物の回収|料金や注意点を解説【2025年最新】

2025/03/14

墨田区は、東京都の東部に位置し、東京スカイツリーや両国国技館といった観光名所を持つ一方、伝統的な「ものづくり」の技術が現在も息づいている魅力的なエリアです。

墨田区の事業者の方で、「事業ゴミ回収の依頼方法がわからない」「事業ゴミの料金相場を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。

この記事では、墨田区での事業ゴミの分別方法から、業者の選び方、廃棄物業者への委託方法、料金相場まで、詳しく解説します。

墨田区での事業ゴミの分別方法

まずは、墨田区で事業ゴミ回収を依頼するにあたり、ゴミの分別方法について解説します。

事業者が排出するゴミは、「家庭ゴミとは異なるルール」で処理されます。

そして事業ゴミは、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2つに分類されます。

産業廃棄物

産業廃棄物とは、法律で定められた「事業活動に伴って発生する20種類のごみ」のことを指し、廃棄物処理法に基づき分類されます。

参照先:東京都環境局

以下に、墨田区で多い業種をもとに、主に排出される産業廃棄物をまとめました。

【墨田区】業種別に見る産業廃棄物の種類の一覧表

業種主に排出される産業廃棄物
飲食店廃油、動植物性残さ(骨・内臓など)、ビニール、廃プラスチック類、※汚泥
製造業(革製品・金属加工など)金属くず、廃プラスチック類、汚泥
印刷・紙加工業廃プラスチック類、インク廃液、汚泥
建設業・内装業木くず、がれき類、ガラスくず・コンクリートくず等
美容院・理容室廃液、廃プラスチック類(カラーチューブなど)
オフィス弁当ガラ、廃プラスチック類(クリアファイルなど)、ビン、カン、ペットボトル
小売・卸売廃プラスチック類(梱包材など)

グリストラップの汚泥の廃棄には注意が必要

飲食店から排出されるグリストラップの汚泥については注意が必要です。

汚泥の回収は、通常の「産業廃棄物収集運搬業許可証」に加えて、「汚泥」の扱いが可能な業者のみが対応できます。

そのため、グリストラップ汚泥の処理を依頼する際は、「汚泥に対応した許可区分を持つ業者であるかを確認することが重要です。

また、高温や多量の排水を続けると、河川や海の環境悪化につながる可能性があるため、グリストラップの適切な清掃・処理を心がけましょう。

参照先:東京都下水道局

事業系一般廃棄物

事業系一般廃棄物とは、事業活動から生じる廃棄物のうち、産業廃棄物20種類以外のものを指します。

こちらも、墨田区で多い業種をもとに、主に排出されるゴミをまとめました。

【墨田区】業種別に見る事業系一般廃棄物の種類の一覧表

業種主に排出される事業系一般廃棄物
飲食店生ごみ、割り箸、紙ナプキン、レシート、段ボール
製造業(革・金属加工)紙くず、可燃性の包装材、段ボール
印刷・紙加工業裁断紙くず、段ボール、コピー用紙、雑がみ
建設業・内装業(事務所)書類、紙ごみ、飲食ごみ
美容院・理容室髪の毛、ペーパータオル
オフィス生ごみ、可燃性の包装材
小売・卸売段ボール、伝票、商品梱包材、スタッフの飲食ごみ

※自治体によっては、ビン・カン・ペットボトル、段ボールは資源に該当する場合もあるので、各自治体での確認が必要です。

墨田区の事業ゴミ回収業者の選び方

墨田区の事業ゴミ回収業者の選び方

墨田区では、近年、押上錦糸町両国などのエリアで再開発が進み、新たな住宅や商業施設が増加しています。

その中で多い事業形態は、製造業小売卸売業飲食サービス業です。

特に製造業の割合は23区内でも高く、工場から排出される廃プラスチックや金属くずなどの産業廃棄物が多く発生します。

一方、錦糸町・押上エリアでは、小売業や飲食サービス業が多く、紙類や生ごみなどの一般廃棄物に加え、廃プラスチック・ビン・カン・ペットボトルなどの産業廃棄物の排出も頻繁に行われています。

墨田区の規則に基づいた事業ゴミ回収業者の選び方

墨田区の規則に基づいた業者選定として重要なのは、「産業廃棄物」「事業系一般廃棄物」それぞれの収集運搬業許可証を業者が保有しているか確認しましょう。

以下に、それぞれのゴミに対して事業ゴミ業者に確認すべき情報をまとめました。

排出するごみの種類別|必要な許可証と業者の選び方(墨田区版)

事業ごみの種類必要な許可証業者選びのポイント
事業系一般廃棄物のみ墨田区の一般廃棄物収集運搬業許可証墨田区での許可があるか要確認
産業廃棄物のみ東京都の産業廃棄物収集運搬業許可証対象品目(汚泥・廃油など)ごとの許可を確認
一般・産業両方一般廃棄物 + 産業廃棄物の両方の許可証両方の許可があれば契約や回収スケジュールの管理が楽

まずは「どういうゴミが出るのか」を整理してから、墨田区の規則に基づいた業者探しをしましょう。

※違法業者に依頼すると、事業者側も法的責任を問われる可能性があるため注意が必要です。

【罰則】

  • ・5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金
  • ・法人の場合は3億円以下の罰金
  • ・社名が行政指導や報道等で公表される可能性あり

事業ゴミ回収業者のサービス内容と対応範囲の確認

業態、営業時間、規模により必要なサービスが異なるため、以下の4つに分けて確認しましょう。

  1. 回収時間帯
  2. 排出場所
  3. 問い合わせ対応
  4. 回収可能エリア

1.回収時間帯

人通りが少ない深夜〜早朝の時間帯に回収が行われることが多いため、営業時間に合わせた回収時間が可能かを確認しましょう。

特に夜遅くまで営業する店舗は、営業終了後に回収してもらえる業者を選ぶと安心です。

2.排出場所

以下のような排出場所は、通常料金とは別に「作業料金」が別途かかる場合があります。

  • 階段やエレベーター使用(2階以上、地下)
  •  鍵付きの場所(店内、ゴミ庫など)
  •  道が狭く、パッカー車が入れない
  •  排出量が非常に多い

特に「道幅が狭くごみ収集車が入れないような場所」だと、回収自体をお断りされてしまうケースが結構あります。

そのような場合、事業ゴミの管理会社に相談すると幅広いネットワークで回収してくれる業者を手配してくれるので安心です。

3.問い合わせ対応

深夜〜早朝が主な回収時間となるため、日中に連絡が取れるか確認をしましょう。

最近では深刻なドライバー不足により、本来は営業担当なのに臨時で回収作業をしている会社も多くなりました。

営業担当が回収も兼ねる業者では、連絡手段が複数あると安心です。

4.回収可能エリア

以下は、クリメンが墨田区対応可能なエリア一覧です。

クリメンが墨田区での回収手配が可能な地域

吾妻橋、石原、押上、亀沢、菊川、京島、錦糸、江東橋、墨田、太平、立花、立川、千歳、堤通、業平、東駒形、東墨田、東向島、文花、本所、緑、向島、八広、横網、横川、両国

墨田区事業者:事業ゴミ業者へ委託する方法

事業ゴミ業者へ委託する方法

墨田区の事業者が事業ゴミの回収を依頼するには、以下の4つのステップを踏む必要があります。

1.事業ゴミを回収してもらう業者選び

まずは、自社のゴミを回収してもらえる業者を探しましょう。

探し方には以下の方法があります。

  • Webで検索する
  • 近隣の店舗に紹介してもらう
  • 自治体のホームページで許可業者を確認する

ただし、墨田区一般廃棄物処理業の許可を持つ業者250社以上あるため、業者選びに時間がかかる場合があります。

そんなときは、複数の業者とつながりがある管理会社に依頼することで、探す手間やコストを削減できます。

2.問い合わせ・見積もり依頼

依頼したい業者が見つかったら、実際に問い合わせ見積もりを取りましょう。

問い合わせをする際に、以下の内容を伝えるとスムーズです。

  • お名前
  • 回収先の住所
  • 回収先の店舗名
  • 営業時間帯
  • 排出場所(例:店舗前、3階店内回収など)
  • 希望回収開始日
  • 希望回収頻度(事業系一般廃棄物、産業廃棄物など)

※住所や希望条件が曖昧だと、正確な見積もりが出ない可能性があるため、できるだけ具体的に伝えましょう。

3.回収依頼・契約締結

見積もり内容に納得できれば、そのまま契約作業へ進みます。

もし、納得できない場合は、他の業者と相見積もりを取り、比較検討してから決めましょう。

契約に必要な書類などは業者によって異なるので、「何を・いつまでに・どうやって提出するのか」を確認しておきましょう。

4.排出場所確認・回収開始

契約後は、排出場所の確認回収開始日の調整を行い、実際の回収がスタートします。

この際に注意したいのが、「排出場所の共有漏れ」です。

もし、指定の場所以外にゴミを出してしまうと、回収されないこともあるため、契約者はスタッフ全員に排出ルールをしっかり共有しましょう。

見積もり依頼から回収開始までの目安

見積もり依頼から回収開始まで、最短でも7営業日ほどかかります。

以下のようなスケジュール感で進むため、早めの準備が大切です。

クリメンへ問合せ

最低でも、ゴミを回収してほしい2週間前に問い合わせをすると、回収までスムーズです。

墨田区で事業ゴミ回収業者に依頼した際の料金相場・体系

墨田区で事業系ごみを処理する場合、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」で料金体系単価が大きく異なります

以下に、東京都23区全体との比較や墨田区での目安料金、確認すべきポイントをわかりやすくまとめました。

東京23区の上限単価と墨田区の相場目安

東京23区での一般廃棄物上限単価46円/㎏と定められていますが、産業廃棄物は品目、量、処理方法によって大きく異なるため、上限単価がありません

東京23区の上限単価と墨田区の相場目安の表

分類東京都23区の上限単価墨田区の相場の単価備考
一般廃棄物46円/㎏約37円/㎏墨田区は比較的リーズナブル
産業廃棄物上限なし100円前後/kg品目・処理方法・量により大きく異なる

上記はあくまで「相場」であり、実際には業者によって単価が異なるので、見積もり時には、必ず各単価の確認を行いましょう。

料金体系の特徴やメリット・デメリット

事業ゴミの料金体系は、主に以下の3つの方式に分かれています。

料金体系特徴メリットデメリット
実量制度重量に応じて料金が変動ゴミ量に応じて適正価格で無駄がない毎月の料金が変動しやすい
固定制度月額の固定料金予算管理がしやすく、料金が安定しているゴミが少ない月でも割高になる傾向がある
袋制度1袋〇〇円での料金、袋ごとの料金設定計算がシンプルでわかりやすい少量の排出でもコストが高くなる場合あり

最近では「実量制度」を採用する業者が増加傾向にあります。

クリメンでも多くの案件でこの方式を採用しており、無駄のないコスト管理が可能です。

見積もり時には、「どの料金体系を採用しているのか」も必ず確認しましょう。

まとめ

この記事では、事業ゴミ・飲食ゴミ・産業廃棄物の回収について、以下のポイントで詳しく解説しました。

  • 墨田区での事業ゴミの分別方法
  • 墨田区の事業ゴミ回収業者の選び方
  • 墨田区事業者:事業ゴミ業者への委託する方法
  • 墨田区で事業ゴミ回収業者に依頼した際の料金相場・体系

事業ゴミの回収依頼はつい後回しになりがちですが、お見積もり~回収開始まで最短でも7日は要するので、遅くても「回収してほしい2週間前には問い合わせ」をしましょう。

クリメンでは、墨田区を含めた全国各地で3,000件以上の回収手配をしている実績があります。

少しでも話を聞いてみたい」という方でも、無料相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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