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【2025年最新版】廃油を無料で回収してくれる業者おすすめ3選|飲食店や事業者向けに依頼の仕方を解説

2025/09/19

飲食店や食品工場で日々発生する「廃油」。その処理方法に以下のようなお悩みの方はいませんか?

  • コストをかけずに無料で回収してほしい
  • どうせなら買い取ってもらえないだろうか
  • 法律違反にならないか不安だ

結論として、適切な許可を持つ専門業者を選べば、廃油は法令を遵守した上で、無料回収、あるいは有価物として買い取ってもらうことが可能です。

この記事では、廃油処理の法的知識から、信頼できる廃油回収業者の選定ポイント、おすすめの回収業者3選、初めてでも安心の依頼方法まで網羅的に解説します。

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廃油を無料で安全に処分する方法

廃油を無料で安全に処分する方法

廃油を無料かつ安全に処分するには、正しい知識と適切なパートナー選びが不可欠です。

コスト削減を追求した結果、法律違反になってしまうと元も子もありません。ここでは、事業者が知るべき廃油処理の基本と、コンプライアンスを遵守した具体的な方法について解説します。

廃油処理の基本とリスク

飲食店から排出される廃油は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に基づき、適正に処理する義務が排出事業者(=飲食店自身)に課せられています。

これを「排出事業者責任」と呼び、たとえ処理を業者に委託したとしても、その業者が無許可で不法投棄などを行った場合、委託した事業者側も責任を問われることを認識しなくてはいけません。

万が一、不適切な処理を行った場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があるので、十分に注意しましょう。

シンクに流すのはNG

少量だから」「面倒だから」といって廃油をシンクに流す行為は、単に「環境に悪い」という話ではありません。

水質汚濁防止法や下水道法に係る法的リスク、冷却された油が排水管内で凝固した結果、高額な修繕費用が発生する物理的リスクなどが考えられます。

そのため、廃油をシンクに流す行為は、経営上のリスクと環境への負荷が極めて大きいため絶対にやめましょう。

廃油回収の2つの方法|自治体と専門業者の違い

廃油回収の2つの方法|自治体と専門業者の違い

事業者が廃油を処理する方法は、事実上「専門業者への委託」一択となります。

これは、飲食店などから事業活動に伴って排出される廃油は、原則として「産業廃棄物」に分類されるため、家庭ごみと一緒に出すことはできないからです。

そのため、廃油を排出するときには必ず「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持った業者に依頼するようにしましょう。

自治体に依頼して廃油回収する場合

「自治体でも廃油の拠点回収を行っている」と聞いたことがあるかもしれませんが、これは原則として家庭から排出される少量の廃食用油のみが対象です。

また、家庭向けの回収サービス自体も、以下のような制約があります。

  • ・回収できるのは家庭から出る少量の廃油のみで、事業活動で生じた廃油は対象外。
  • ・そもそも廃油回収を実施していない自治体も多い。
  • ・回収場所(スーパー、公共施設など)や日時が厳しく指定されており、運搬の手間がかかる。

結論として、事業者にとって自治体の廃油回収サービスを利用するのは現実的な選択肢ではありません。

業者に依頼して廃油回収する場合

事業者の方で、廃油が出た際に固めて捨てている方もいると思いますが、廃油の専門回収業者に依頼すると、廃棄物処理法を遵守した適正な処理を、手間なく実現してくれます。

しかし、多くの業者では、一斗缶1缶だけといった「少量廃油の無料回収もしくは引取は行っていない」ケースが多いです。

そんな時に便利なのが、廃油だけでなく、日々の事業系一般廃棄物や産業廃棄物の手配も一括で管理している会社に相談することです。

上記のような管理会社の場合、多くの契約先とネットワークを抱えているため、たとえ一斗缶だけの少量の廃油でも地域や条件に応じて回収可能になる確率が一気に高まります。

クリメンでは、事業系一般廃棄物と産業廃棄物の定期回収をご契約の事業者様に限り、廃油の無料もしくは買取が可能な優良業者をご紹介しております。

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廃油回収業者を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

廃油回収業者を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

最適な廃油回収業者を選ぶことは、コスト削減だけでなく、法令遵守と店舗運営の安定化にも直結します。

ここでは、数多くの業者の中から、自店舗に合った最適なパートナーを見つけるために知っておきたい3つのポイントを解説します。

①「許可」の有無と、無料・買取の条件をチェック

最も重要なのが、「産業廃棄物収集運搬業」の許可を取得しているかです。前述の通り、事業活動で生じた廃油は産業廃棄物にあたり、その処理は許可を持つ業者にしか委託できません。

依頼したい業者が許可を持っているかは、環境省の「産廃情報ネット」などで確認できます。

また、業者によっては、回収量や油の状態によっては運搬コストが売却益を上回り、「逆有償」となるケースも。そうならないためにも、契約前に自店舗から出る廃油量や質でも、本当に無料もしくは買取してくれるのかも併せて確認することをおすすめします。

②定期回収・スポット対応など柔軟性の確認

飲食店の規模や業態によって、廃油が溜まるペースは大きく異なります。

廃油の回収は基本的には定期回収が中心になるので、「毎週月曜日」や「隔週」など、自店舗の排出ペースに合ったサイクルを提案してくれるか確認しましょう。

「うちは月に1回ぐらいで排出量が不定期だ」という方は、スポット回収といった、その都度回収してもらう方法も可能か確認することが必要です。

③飲食店・法人に強い業者かどうか

廃油回収といっても、「工場から出る鉱物油」と、「飲食店・食品工場から出る動植物性の食用油」では性質が異なります。

飲食店・食品工場の方は、動植物性の食用油(廃食用油)の回収実績が豊富な業者を選ばないと、問い合わせても回収を断られてしまう可能性があります。

また、管理会社であれば、廃油だけではなく、日々の事業ごみの定期回収やグリストラップの清掃・回収も一括で依頼でき、請求書も一本化できるので、管理の手間を大幅に削減できます。

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【2025年版】廃油の回収業者おすすめ3選

【2025年版】廃油の回収業者おすすめ3選

上記3つのポイントを踏まえながら、廃油の回収業者おすすめ3選をみていきましょう。

株式会社クリメン

東京都豊島区に拠点を構える、事業者の廃棄物処理を最適化する管理会社です。

事業所から日常的に出るゴミだけではなく、廃食用油の買取業者の紹介、グリストラップの清掃・回収手配、ゴミ袋の販売など、事業ゴミの管理を網羅的にサポートしています。

また、回収した食用油は飛行機や車を動かす「バイオ燃料」として再資源化されます。

対応地域は、一部地域や離島を除き、全国対応可能なので、廃油のことだけでなく、事業ゴミ全体の相談をすることが可能です。

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有限会社丸新

埼玉県に本社を構え、一都三県や山梨県、新潟県などの地域の廃食用油を回収している会社です。

「毎週」「隔週」「毎月1回」といった定期回収のパターンが豊富で、排出量に応じて最適なプランを提案してくれます。

ただし、排出量やエリアによっては回収できない場合もあるので、お問合せする際は回収可否を明確に確認しましょう。

有限会社丸新へのお問い合わせはこちら>>

ハルオ株式会社

大阪府を拠点に、関西エリアの廃油回収を担う専門業者です。

こちらの会社の特徴は、「美味しい油料理」の提供から「使い終えた油の回収」「再生活用」までを「油の一生」と捉え、トータルでサポートする事業姿勢にあります。

地域社会への貢献と、顧客との実直な関係性を大切にする、関西エリアにおける優良な選択肢の一つです。

ハルオ株式会社へのお問い合わせはこちら>>

廃油回収の依頼方法|初めてでも安心のステップ解説

廃油回収の依頼方法|初めてでも安心のステップ解説

信頼できる業者が見つかったら、次はいよいよ問い合わせです。

ここでは、クリメンの場合を例に、廃油回収を依頼する方法を、具体的なステップで解説します。

ステップ①:無料相談・ヒアリング

まずは、クリメンの公式サイトの問い合わせフォームや電話から、気軽に連絡してみましょう。

廃油回収・買取の無料相談はもちろん、その他の事業系廃棄物(事業ゴミ)に関する総合的な相談も可能です。

※廃油業者のご紹介は、事業系一般廃棄物・産業廃棄物、もしくはグリストラップ清掃の定期回収をご契約中のお客様、または新規でご契約いただけるお客様が対象です。

ステップ②:契約手続きと回収開始日の調整

ヒアリング内容を基に、クリメンがお客様のエリアや回収頻度に最適な業者をご紹介します。その後、事業者様と廃油業者で直接やりとりしていただきます。

その際に、以下のような情報を準備しておくと、スムーズに話が進みます。

  • ・事業所名
  • ・回収先の住所
  • ・業態
  • ・1ヶ月あたりの廃油排出量(例:一斗缶で2〜3缶程度)
  • ・希望回収頻度
  • ・現在の排出量

提案されたプランに納得いただけたら、事業者様自身で実際に回収してもらう業者との契約手続きに進みます。この時に、契約書の内容をしっかりと確認し、双方合意の上で締結しましょう。

また、契約締結後、以下のことも明確にしておきましょう。

  • ・初回の回収日
  • ・廃油を保管する容器(一斗缶など)の設置
  • ・回収場所の確認(厨房の裏口など)

ステップ③:廃油回収の開始

設定した回収予定日になると、専門のスタッフが回収に伺います。事業者側で必要な作業は、指定の保管場所に廃油の入った容器や一斗缶を準備しておくだけです。

もし、回収日を忘れていて、指定された排出場所に出し忘れることが多い場合は、今後の回収が断られてしまうケースもあります。

そうならないためにも、きちんとスケジュール管理をし、指定の日に出すようにしましょう。

まとめ

この記事では、飲食店・食品工場の事業者の方が、廃油を無料回収を利用して安全に処理するための具体的な方法と、信頼できる業者の選び方について解説しました。

  1. 【コンプライアンスの徹底】 廃油処理の責任は排出事業者にあります。必ず「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者を選び、経営リスクを回避しましょう。
  2. 【コスト削減と環境貢献】 専門業者に依頼すれば、廃油処理はコストから「資源」に変わります。清掃の手間や処理費用を削減し、SDGsにも貢献できます。
  3. 【専門家への相談】 最適な処理方法は事業所の状況により異なります。まずはクリメンのような専門の管理会社に相談し、自社に合ったプランを見つけるのが成功への近道です。

廃食用油の処理は、適切なパートナーを見つけることで、コスト・手間・リスクの全てを解決できる課題です。もし、まだ廃油のことでお悩みの方は、お気軽に無料相談をご活用ください。

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