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【2025年最新】飲食店ゴミ|定期回収の相場を徹底解説

2025/05/16

飲食店では生ゴミ不燃ゴミが毎日のように排出されるため、効率よく処理しないと衛生面に大きな影響が出ることも。

こうした問題を防ぐために、多くの店舗が利用しているのが定期回収サービスです。

今回の記事では、飲食店ゴミの定期回収の相場、、おすすめ業者の紹介、業者選びのコツなどについて詳しく解説します。

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【飲食店】ゴミの定期回収サービスとは

ゴミの定期回収サービスとは

飲食店のゴミの定期回収サービスとは、飲食店などの事業者から排出される事業系一般廃棄物、産業廃棄物のゴミを定期的に回収・処分してくれるサービスです。

なぜ定期回収が必要?

なぜ飲食店がゴミの定期回収を必要とするかというと、食材を扱う業態上、生ゴミをはじめとするさまざまな廃棄物が日々発生するからです。

さらに発泡トレイ・ビニール・ビン・カン・ペットボトルなども頻繁に出ます。

これらのゴミを放置しておくと、腐敗臭が店内に広がるだけではなく、害虫・害獣被害が発生する可能性もあり、衛生・環境面的にも営業に支障が出てしまいます。

特に夏場は腐敗が早くトラブルにつながりやすいため、適切な頻度での定期回収が不可欠です。

適切な定期回収の頻度とは

適切な回収頻度は、店舗の規模、営業日数、エリアなど、さまざまな条件によって異なります。

東京23区や大阪市などの大都市の一部エリアでは毎日回収をしている業者もありますが、全国的に見ると「毎日回収」対応の業者は多くありません。

また、排出量が少ないのに回収頻度を過剰に設定すると、収集運搬費や最低料金が高くなる傾向があります。

以下の表では、店舗規模などを目安に、どのぐらいの頻度での定期回収が適切かをまとめました。

店舗規模・業態主なゴミの種類ゴミ量の目安推奨回収頻度補足ポイント
小規模(10〜20席のカフェ・バー)生ゴミ/資源ゴミ(瓶・缶・PET)週に数袋週2〜3回もし営業日数が少なければ週1回でも可
中規模(30〜50席の居酒屋・レストラン)生ゴミ/不燃ゴミ/資源ゴミ週数十袋〜100kg週3〜6回定休日に合わせ曜日調整が有効
大規模(50席超・焼肉・中華など)生ゴミ多/廃油/資源ゴミ週100kg超週4〜7回油脂が多い業態は高頻度推奨
テイクアウト・デリバリー専門容器包装ゴミ/生ゴミ週数袋〜十数袋週2〜6回営業時間帯や売上に応じて調整
24時間営業(繁華街)生ゴミ/資源ゴミ/段ボール毎日数十kg週3〜7回対応可能業者は都心部に限られる

【飲食店ゴミ】定期回収の相場を知るための3ポイント

【飲食店ゴミ】定期回収の相場を知るための3ポイント

飲食店のゴミの定期回収の相場を知るためのポイントを、3つに分けて解説していきます。

1.飲食店で発生するゴミの種類

飲食店の現場では「可燃・不燃・資源」と呼ぶことが多いですが、法律上は事業系廃棄物として扱われ、以下の3つに大別されます。

  • ・産業廃棄物(産廃)
  • ・事業系一般廃棄物(一般廃)
  • ・リサイクル可能廃棄物 (※自治体により分別基準が異なります)
飲食店で発生するゴミの種類

産業廃棄物

産業廃棄物とは、家庭ごみでいう不燃ごみと同意義で、事業活動に伴って発生する廃棄物のうち、廃棄物処理法で20種類の廃棄物のことを指します。

その20種類の中でも、飲食店で主に排出される産業廃棄物をまとめました。

区分具体例備考
廃プラスチック類真空パック袋・ビニール手袋・使い捨て容器リサイクル困難品は処分費が高め
金属くず調理器具、空き缶(油缶など)アルミ缶飲料は資源扱いの場合あり
ガラスくず・陶磁器くず割れた皿・グラス・耐熱皿包丁・刃物も金属くず
ゴムくず古いゴム手袋・パッキン類事業系一般廃棄物と混合しがち
紙くず(産業系)防水紙・ワックス紙濡れ・油染みで資源化不可の場合
木くず割り箸・木製パレット量が多いとマニフェスト対象になることも

また、産業廃棄物の相場ですが、事業系一般廃棄物とは異なる基準で回収・処理が行われます。

そのため、専用の車両や施設を使用する関係で処理費用が高くなる傾向があります。

また、電子レンジや机などの大型の産業廃棄物は定期回収とは別に、スポット回収になるので、別途費用が発生します。

そのため、事前に「大体の回収金額はいくらなのか」を確認することをお勧めします。

事業系一般廃棄物

事業系一般廃棄物とは、家庭ごみでいう可燃ごみと同意義で、事業活動から発生する廃棄物のうち、産業廃棄物の20種類に該当しないゴミのことを指します。

こちらもどのようなゴミが事業系一般廃棄物に該当するのかを表にまとめました。

区分具体例備考
生ゴミ食材残渣・食べ残し腐敗臭・害虫トラブル源
紙くずレシート・紙ナプキン乾いた紙は資源化可の自治体も
繊維くず布おしぼり・エプロン軽量だがかさばる
小型段ボール食材仕入れ箱折り畳めば資源回収でコスト減

また、一般廃棄物の相場に関しては、産業廃棄物も低い傾向にあります。

東京都23区みたく、収集運搬費用と処理費用が統一されている地域もありますが、ある地方では収集運搬費用+処理費用だけではなく、さらに収集運搬費用が1回あたり1,000円前後がかかるエリアもあります。

エリアによっては、隣の市町村だとしても、事業ゴミの定期回収の費用が倍ぐらいになる可能性があるので、必ず見積りを確認しましょう。

リサイクル可能廃棄物

リサイクル可能廃棄物は、自治体によりルールは異なりますが、雑誌・段ボール・アルミ缶・ペットボトル等が資源分類される自治体もあります。

もし事業所がある自治体で上記のようなゴミが資源として分類されている場合は、資源として回収してもらいましょう。

資源回収を活用すればコストを大幅に圧縮できるので、まずは「どのゴミが資源扱いになるか」を業者に確認しましょう。

2.飲食店のゴミ処理にかかる費用の内訳

飲食店のゴミ処理にかかる費用の内訳

飲食店で発生する事業ゴミの処理費用の内訳を4つの項目に分けて解説していきます。

内訳項目内容主な変動要因
収集運搬費用店舗→処理施設への輸送コストゴミ量・回収頻度・距離・車種・人件費
処理費用焼却・リサイクル・埋立などの処理コスト廃棄物の種類・処理方法・施設運営費
自治体手数料収集運搬許可申請料、施設使用料など自治体ごとの設定額
契約プラン料金実量制・袋制・最低料金・固定料金など業者の料金体系・最低保証額

収集運搬費用

収集運搬費用とは「飲食店から処理施設まで事業ゴミを運ぶための費用」で、以下の要因によって変動します。

  • ・事業ゴミの量と収集頻度
  • ・収集場所と処理施設の距離
  • ・収集に使用する車両のタイプ
  • ・燃料費
  • ・人件費 など

事業ゴミを回収するにも、車両費・燃料費・人件費などさまざまなコストがかかります。

処理費用

処理費用とは「収集された廃棄物を適切に処理するための費用」で、主に以下の3つになります。

  • ・廃棄物の種類(産業廃棄物、事業系一般廃棄物)
  • ・処理方法(焼却、リサイクル、埋立 など)
  • ・処理施設の運営コスト

上記の中でも、例えばリサイクルが困難な廃棄物や、特別な処理が必要な産業廃棄物は、処理費用が高額になる傾向があります。

自治体指定の料金や手数料

東京23区などの一部自治体によっては、廃棄物処理に関する手数料や使用料が設定されており、以下のような料金が含まれています。

  • ・許可申請手数料
  • ・廃棄物処理施設使用料
  • ・特定の廃棄物に対する処理手数料

こちらの自治体回収ですが、「少量排出者」のみ、利用可能なサービスです。

そのため、飲食店の業態ではやはり事業ゴミの定期回収を依頼するのが一般的です。

また、事業系一般廃棄物のみ収集可能なので、産業廃棄物を回収してもらうには産業廃棄物処理許可証を持った業者に委託する必要があります。

回収業者との契約プラン料金

事業ゴミの回収業者によって、実量制度や袋制度などの回収方法の違い、また、最低料金や固定金額など様々な契約プランがあります。

見積もり段階で回収業者がどのような契約プランなのかを明確にしておきましょう。

3.飲食店のゴミの費用目安とモデルケース

あくまでも参考値ですが、飲食店の廃棄ゴミ費用の目安を東京都23区と埼玉県さいたま市をモデルとし、小規模と大規模飲食店に分けたので参考にしてください。

2-3.飲食店のゴミの費用目安とモデルケース

小規模飲食店の場合

項目東京都23区埼玉県さいたま市
廃棄物量一般廃棄物:200㎏/月 産業廃棄物:50㎏/月 段ボール(古紙):10㎏/月 発泡スチロール:2㎏/月一般廃棄物:200㎏/月 産業廃棄物:排出する場合は別途契約 ビン・カン・ペット(飲料用):50㎏/月
収集頻度一般廃棄物:3回/週 産業廃棄物:3回/週一般廃棄物:2回/週 産業廃棄物:スポット回収 ビン・カン・ペット(飲料用):1回/週
収集運搬費用処理費用に含む一般廃棄物:1000円/回 産業廃棄物:10,000円~/回
処理費用一般廃棄物(可燃):38円/㎏ 産業廃棄物(不燃):120円/㎏ 段ボール(古紙) :38円/㎏ 発泡スチロール :200円/㎏一般廃棄物(可燃):25円/㎏ ビン・カン・ペット(飲料用):25円/㎏ 産業廃棄物:別途見積り
契約プラン最低料金:15,000円/月最低料金:15,000円/月
処理費用合計一般廃棄物:7,600円/月 産業廃棄物:6,000円/月 段ボール(古紙):380円/月 発泡スチロール:400円/月 処理費用合計:14,380円/月収集運搬費用:12,000円/月 一般廃棄物:5,000円/月 ビン・カン・ペット(飲料用):1,250円/月
請求額15,000円/月(最低料金価格)18,250円/月

小規模飲食店の場合ですが、自治体の処理費用や業者の契約形態、排出する事業ゴミの量にもよりますが、小規模飲食店では15,000円〜30,000円の回収料金になるとこが多いでしょう。

大規模飲食店の場合

(全て税抜)東京都23区埼玉県さいたま市
廃棄物量一般廃棄物:2,000㎏/月 産業廃棄物:500㎏/月 段ボール(古紙):50㎏/月 発泡スチロール:10㎏/月一般廃棄物:2,000㎏/月 産業廃棄物:排出する場合は別途契約 ビン・カン・ペット(飲料用):200㎏/月
収集頻度一般廃棄物:7回/週 産業廃棄物:7回/週一般廃棄物:6回/週 産業廃棄物:スポット回収 ビン・カン・ペット(飲料用):3回/週
収集運搬費用処理費用に含む一般廃棄物:1,000円/回 産業廃棄物:10,000円~/回
処理費用一般廃棄物(可燃):38円/㎏ 産業廃棄物(不燃):120円/㎏ 段ボール(古紙) :20円/㎏ 発泡スチロール :200円/㎏一般廃棄物(可燃):25円/㎏ ビン・カン・ペット(飲料用):25円/㎏ 産業廃棄物:別途見積り
契約プラン最低料金:30,000円/月最低料金:15,000円/月
処理費用合計一般廃棄物:76,000円/月 産業廃棄物:60,000円/月 段ボール(古紙):1,000円/月 発泡スチロール:2,000円/月収集運搬費用:24,000円/月 一般廃棄物:50,000円/月 ビン・カン・ペット(飲料用):5,000円/月
請求額139,000円/月79,000円/月

大規模飲食の場合も自治体の処理費用や業者の契約形態、排出する事業ゴミの量にもよりますが、大規模飲食店では50,000円〜からの回収料金がかかることが多いでしょう。

💡ワンポイントアドバイス💡

新規出店を他のエリアで行う際、既存店舗と同じ感覚で契約してしまうと請求金額に大きな差が出る可能性があります。隣接する市町村でも費用が倍になるケースもあるため、必ず事前に見積もりを取りましょう。

クリメンでは全国の地場業者と提携しているため、全国どこでも定期回収の手配が可能なので、お気軽にご相談ください。

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【飲食店】ゴミの定期回収業者おすすめ3選

【飲食店】ゴミの定期回収業者おすすめ3選

ここでは実際に飲食店のゴミの定期回収に強いおすすめの業者を3社紹介します。

株式会社クリメン

株式会社クリメン

株式会社クリメンは、東京都豊島区に本社を構え、一都三県を中心に全国対応可能な事業系廃棄物の管理会社です。

スタッフの多くが飲食店での勤務経験を持っており、飲食店経営者の視点に立った丁寧な対応が特徴です。

おすすめポイント①:複数店舗の一括管理が可能

クリメンは廃棄物の管理を請け負う業者のため、以下のような煩雑な業務をすべて一元化できます。

  • 見積もり依頼
  • 回収スケジュールの手配
  • 月ごとの請求書管理
  • トラブル時の対応
  • 粗大ゴミ(産業廃棄物)のスポット回収 など

特に複数店舗を展開する飲食チェーンやFC事業者にとって、管理工数を大幅に削減できる点が大きなメリットです。

おすすめポイント②:全国対応だから新規出店も安心

クリメンは一都三県だけではなく、全国各地との事業系廃棄物の処理業者と提携しているので、広いネットワークを活かして各地での回収手配が可能です(一部地域を除く)。

そのため、既存店舗とは違うエリアに新規出店する飲食店事業者にもぴったりです。

おすすめポイント③:グリストラップの清掃・回収にも対応

クリメンは、飲食店に欠かせないグリストラップの清掃・回収業務にも対応しています。

  • 店舗の規模や構造に合わせた最適な清掃方法を提案
  • 初めての方でも安心できる丁寧な説明
  • 定期清掃プランもあり

ゴミの定期回収に加えて、グリストラップの清掃・回収もまとめて依頼したい方にとっては、非常に利便性の高いサービスです。

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株式会社東京クリーンセンター

東京都・埼玉県を中心に、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬を行っています。

柔軟な料金プランや食品リサイクル法への対応など、飲食店のニーズに応じた対応が可能です。

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株式会社クリーンズ

大阪府・京都府・滋賀県・三重県を中心に、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬を行っています。

電子マニフェスト制度にも対応し、法令遵守を徹底しています。

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【飲食店】ゴミの定期回収を業者に依頼するまでの流れ

【飲食店】ゴミの定期回収を業者に依頼するまでの流れ

飲食店の方がゴミの定期回収を業者に依頼するまでの流れを解説します。

1.事業ゴミ定期回収業者の選定

飲食店が排出するゴミは「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」に分かれます。

それぞれ許可証が異なるため、両方の許可を持つ業者を探すのが鉄則です。

また、店舗の規模・回収回数・エリアでコストが大きく変動するため、ホームページ上に料金表がない業者がほとんどです。

そのため、まずは候補を数社ピックアップしましょう。

2.問い合わせ〜見積もり

候補の業者が絞れたら、回収頻度・営業時間・排出量を具体的に伝え、必ず見積もりを取得します。

返信が遅い・条件が合わない場合には、回収開始希望日に間に合わなくなる可能性もあるので、並行して複数社へ依頼するといいでしょう。

また、この段階で「店舗内回収」「空中階回収」などの特殊条件があれば共有しておくと、トラブルを防げます。

3.契約締結〜回収場所の確認

見積もり内容に納得できたら契約書を締結しましょう。

契約の際には排出場所と回収ルートを業者へ明確に確認し、忘れずに現場スタッフに周知しましょう。

意外と多いのが、排出場所の情報が現場スタッフに共有されておらず、回収されずにゴミが残ってしまうケースです。

万が一、 回収漏れが生じた場合には即座に業者へ連絡をして回収状況がどうなっているかを確認しましょう。

また、クリメンでは全国の許可業者と提携しているため、手続きも回収もスムーズに進められます。

無料相談・見積作成も可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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定期回収のメリット

飲食店のゴミの定期回収のメリット

飲食店の定期回収のメリットはいくつかありますが、3つのポイントでまとめました。

ポイント①

1つ目の定期回収のメリットは、排出場所にゴミを置いておくだけで回収してくれることです。

一部の自治体では自治体回収がありますが、曜日と時間が指定されているため、その指定された曜日に排出しなくてはいけません。

また、自己搬入をしている場合は、事業者本人がある一定の時間までに直接捨てに行かなくてはなりません。

そのため、事業ゴミ会社に定期回収を依頼することで、ストレスなくゴミの回収をしてもらえます。

ポイント②

2つ目の定期回収のメリットは、産業廃棄物も回収してもらえることです。

自治体回収で事業系一般廃棄物の回収をしていたとしても、産業廃棄物の回収はできません。

また、自治体にもよりますが、ビニール、弁当がら、ビン、カン、ペットボトルなどの産業廃棄物に該当することが多いです。

これらのゴミは定期的に排出されるため、産業廃棄物も一緒に回収してもらうようにしましょう。

ただ、一部地域では、産業廃棄物の定期契約をしておらず、産業廃棄物のゴミが溜まり次第、スポットで回収するエリアもあるので注意しましょう。

ポイント③

3つ目の定期回収のメリットは、希望した回収条件での回収が可能です。

(地方などのエリアによっては事業ゴミの回収業者が少ないため、希望した回収条件での回収が難しい場合もある)

居酒屋・バーなどの業態によっては、朝まで営業をしている飲食店もあるでしょう。

その場合、飲食店側の排出したい時間帯で回収してくれる業者を探すことで、近隣のトラブルも避けられます。

また、ビルオーナーの指定で、店内回収や鍵を使っての回収など、指定された条件のみでの排出が必須の場合もあります。

このような場合も、回収条件が合致する回収業者に委託することで、ゴミを問題なく回収してもらえます。

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【飲食店向け】法令に基づいた適正なゴミ処理とは

飲食店は事業者として排出事業者責任があるので、責任を持ってゴミを処理をしなければなりません。

無許可業者へ委託した場合でも、排出事業者側が責任を問われ、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、法人は3億円以下の罰金が科される可能性があります。

そうならないためにも、必ず法令に基づいた適正なゴミ処理をしましょう。

定期回収の費用を安く抑えるコツ

ここでは、定期回収の費用を安く抑えるためのコツを5つご紹介します。

定期回収の費用を安く抑えるコツ

1.排出量を把握する

まずは、「1日にどのくらいのゴミが出るか」を把握しましょう。

観察項目ポイント
平日と休日の差来客数により排出量が変動
繁忙期と閑散期の差季節やイベントによって影響あり
排出量の種類生ゴミ、包装材、廃油などに分類

特に飲食店では、平日と休日、繁忙期と閑散期などによって排出量が大きく変動します。

排出量を知ることで、仕込み量の調整や食材の再活用にもつながります。

2.発注や在庫の見直し

メニューごとの注文数と廃棄リスクを把握し、発注・在庫量を最適化しましょう。

メニュー例備考
手作り唐揚げよく出る→冷凍保存も可能
手作り浅漬け注文数少&日持ちしない→廃棄リスク高

上記の手作り浅漬けのように、廃棄が多いメニューは仕込み量の調整、 もしくは提供を停止するなど、見直しをしましょう。

3.最低料金と回収条件を最適化する

事業ゴミの回収には、車両維持費・燃料代・人件費・処理費などさまざまなコストがかかるので、最低料金を設けている業者が多いです。

そのため、最低料金の設定がある業者も多く、排出量と回収頻度のバランスが重要です。

条件見直しポイント
回収頻度が多い回収頻度を減らすことで最低料金削減の可能性あり
高層階からの回収1階に排出できれば作業費削減の可能性あり
鍵付き回収店前に排出できれば作業費削減の可能性あり

回収業者に相談し、不要なコストを削減できる回収方法を探しましょう。

4.廃油の処分方法

多くの自治体では、廃油は固めても産業廃棄物扱いです。

そのため、産業廃棄物としての対応が必要となり、処分費が高くなる傾向があります。

処理方法コストや手間
固化剤で処理購入費+清掃・排出時の手間あり
専門業者へ依頼手間が省けるが費用がかかる可能性も

クリメンでは契約店舗に限り、廃油を無料で回収できる業者を紹介しているので、ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

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5.資源として回収できるかの確認

自治体によって分別ルールが異なるため、資源ゴミ扱いされるものを把握しましょう。

資源にできるもの注意点
段ボール業者任せにすると有料処理される場合も
缶・瓶・ペットボトル地域によって資源回収か一般廃棄か分かれる

事業所が所在する自治体の公式サイトや市役所に確認し、どの品目が無料回収対象に該当するか確認しましょう。

まとめ

この記事では、飲食店のゴミの定期回収の相場を解説しました。

これから飲食店を立ち上げる方にとっては、開業手続きで手一杯で実際にゴミが発生してから事業ゴミについて調べる方が多い傾向にあります。

そのため、希望回収開始日よりも実際の収集開始日が遅れてしまい、「オープン早々ゴミが溜まっていても捨てられない」ケースも少なくありません。

また、既にゴミ回収を他の業者に委託していたが、飲食店経営のためにコストを見直していた際に、「そもそもゴミの定期回収の相場はいくらぐらいなのだろう」と疑問に思う方もいると思います。

本記事が、そうしたお悩みの解決や業者選びの参考になれば幸いです。

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